先の都知事選にて2位となり、負けて強しと言える躍進を見せた石丸伸二さん。
そんな今SNSを中心に話題となっているのが「石丸構文」といわれる文章構成を使ったネタ投稿です。
「石丸構文」を取り上げたこの記事を読むことによって次のことがわかります。
- 石丸構文の起源
- 石丸構文の使用例
- 石丸構文のポイント
それでは本題に入りましょう。
話題の石丸構文とは?起源と使い方を解説
石丸構文の起源
2024年の東京都知事選の開票直後、日テレで中継された選挙特番の中で社会学者の古市憲寿さんとのやりとりが起源となっています。
こちらは日テレのYoutubeチャンネルにてテレビでの放送と同じものが公開されています。
ピリついた空気感でのやりとりですが、終始あまり噛み合わずに時間切れとなってしまいます。
翌日にタレントのふかわりょうさんがXにて「【心配】石丸さん、サブウェイ注文できるかな」とポストしたのを皮切りに、「石丸構文」として大喜利化していきます。
石丸構文の使用例
試しに構文を使用してみます。
タクシー乗り場にて
A「横浜まで」
B「高速は使いますか?」
A「私高速の話しました?」
B「それでは高速を使いましょうか」
A「いや、私横浜までって言いましたよね」
B「だから改めて高速に乗るかどうかを聞いているんですけど、高速を使いますか?」
A「同じ質問を今繰り返されてます?さっき答えたばかりですけど」
B「だから高速に乗るかどうかと聞いているんです」
A「え?もう一回言えってことですか?」
B「いや、まだ答えてもらっていないから聞いているんです。Aさんのいう横浜へ行くのに高速を使うかという話で」
A「え?行き先は横浜とさっき言ったばかりですよ」
B「整理しましょう。Aさんはまず目的地が横浜といいましたよね。一方でまだAさんは高速を使うかどうか答えていない。高速はどうされるんですか?」
A「ん?さっきの横浜行きの話は?」
B「だからその横浜へ行く話を聞いてるんです。高速を使うかどうかという横浜行きの話です」
A「え?だから高速じゃなくて、横浜行きの話をしているってことでよろしいですか?」
B「Aさんは横浜へ向かってくれと言ってるわけじゃないですか。そこまではあっていますよね?一方で高速を使うかどうか選んでいないわけですよね今ね」
A「もうちょっとまとめて質問してもらっていいですか?」(時間切れ)
このようになります。
テーマを変えてもう一つ。
コンビニにて
A「ファミチキひとつ」
B「袋は要りますか?」
A「私袋の話しました?」
B「それでは袋に入れましょうか」
A「いや、私ファミチキひとつって言いましたよね」
B「だから改めて袋にいれるかどうかを聞いているんですけど、袋に入れますか?」
A「同じ質問を今繰り返されてます?さっき答えたばかりですけど」
B「だから袋に入れるかどうかと聞いているんです」
A「え?もう一回言えってことですか?」
B「いや、まだ答えてもらっていないから聞いているんです。Aさんのいうファミチキひとつに袋を使うかという話で」
A「え?注文はファミチキひとつとさっき言ったばかりですよ」
B「整理しましょう。Aさんはまず注文をファミチキひとつといいましたよね。一方でまだAさんは袋を使うかどうか答えていない。袋はどうされるんですか?」
A「ん?さっきのファミチキの話は?」
B「だからそのファミチキの話を聞いてるんです。袋を使うかどうかというファミチキの話です」
A「え?だから袋じゃなくて、ファミチキの話をしているってことでよろしいですか?」
B「Aさんはファミチキひとつと言ってるわけじゃないですか。そこまではあっていますよね?一方で袋を使うかどうか選んでいないわけですよね今ね」
A「もうちょっとまとめて質問してもらっていいですか?」(時間切れ)
このような形となります。
石丸構文のポイント
まずこの構文のポイントは、当たり前についてくる質問がある事例を使用することです。
- ファーストフード店(テイクアウトですか?)
- コンビニ(袋はおつけしますか?)
- カフェ(コーヒーはホットですか?)
「はい」か「いいえ」で終わる質問をこねくり回して答えを出さないというもやもや感が特徴です。
御本人が使いまくっている訳ではない点に注意
のらりくらりとしたトーク術から生まれたこの石丸構文ですが、実際に石丸さんが世間で誰に対してもこんな問答をしているわけではありません。
あくまで注目された都知事選直後の中継にて行った一つの問答を切り取り改変した、いわば悪ノリしたネットユーザーの遊びです。
この構文が多種多様な使われ方をしたとしても、石丸さんがそんな事を言った訳ではないという点は心に留めておく必要があります。
まとめ
今回は今SNSを中心に話題となっている「石丸構文」について記事にしました。
こういったネタが生まれるのも、注目度の高さゆえのことだと思います。
こういったブームが楽しいのはすごくわかりますが、くれぐれも本人の迷惑にならないよう節度を持って楽しみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。